NO27.ザクセン王国の首都「ドレスデン」で心に残った「フラウエン教会」

ドイツ政府観光局のお世話でドイツを回ってきた。
その中で、「エルベの真珠/エルベのフィレンシェ」と讃えられる「ドレスデン」は戦争で壊滅的被害を受けたが長い年月を経て歴史的建造物の多くが再建され修復された。ドレスデン宮殿、ツヴィンガー宮殿、ゼンパーオパー、など華やかな建造物は訪れる者にかっての華やかな宮廷文化を忍ばせてくれる。
その中でも、こんなことが可能なんだと思ったのが「世界最大のパズル」と騒がれたドレスデンの「フラウエン教会」が再建された。第2次世界大戦で破壊された建物の破片を可能な限り元に戻すという再建方法で破片の数は、30万個以上。1990年7月ドイツ統一の3ヶ月前ノィマルクト広場に瓦礫の山が長い間崩れたままの状態で50年近くそこに積み上げられていた。
この時期に不可能を可能にする「教会再建計画」が始まりあの瓦礫を一づつ元の場所に戻すと言うのだ!
無数の瓦礫を並べ、番号をつけ、コンプューターで調べてもとの場所に戻す気の遠くなる途方もない、永遠に終わらないような作業で再建工事がスタート。
2006年完成予定が思いかけず資金が集まった為2005年10月に完成。30万個の瓦礫がはめ込まれ外壁がまだら模様になっている。石の色が違うのは、石職人が新しい石を彫ってはめ込み完成。再建の過程を知った時、いかに戦争が浅はかなことか改めて思い知らされる。
戦争では一瞬の内に消えてしまうのに…
それを元に戻すのにどれだけの労力と莫大な費用が必要か?
まだら模様は2度と戦争を起こしてならないことを我々に伝えてくれる。機会があったら世界遺産ザクセン王国の首都「ドレスデン」を旅してみては…